ノートの7曲目 ハイドンの弦楽四重奏曲「皇帝」を聴いた

弦楽四重奏曲 

 ノートに書いてあるハイドン最後の曲は、弦楽四重奏曲だ。静かで落ち着いた旋律から始まる。弦楽四重奏曲は、それぞれのパートが聴き取りやすく、メロディをかみしめやすいのがいいね。YOUTUBEで検索して最初に選んだのは、演奏映像があるAttaca Quartetの演奏だ。

BISQC 2013 - Attacca Quartet - Joseph Haydn Quartet in C Major "Emperor"

元気な演奏で良いのだが、演奏者の表情が面白過ぎて曲が入ってこない(笑)特にチェロの男性。笑わせにかかってるだろ!ビオラの男性がニヤッとするのも面白い。対照的にバイオリンの二人の女性は表情が硬い。きっと笑わないように気を引き締めているに違いない。

皇帝

 映像に脱線してしまったが、この頃の「皇帝」についてチャッピーと会話してみた。皇帝は、ハイドンが仕えていた神聖ローマ帝国のフランツ2世とのことだ。静かで安定した響きが第1楽章から第2楽章へと続く。強大で安定した神聖ローマ帝国の宮殿でゆったりフランツ2世が聴いているところを想像したが、第3楽章から雰囲気が変わってくる。さらにチャッピーに聞くと、フランツ2世は神聖ローマ帝国最後の皇帝。静かな旋律は、皇帝を想う祈りに近い感情なのだろうか。実は帝国の内外では波風が立ちまくりで、曲後半の激しくてマイナーな響きから決して平穏ではない雰囲気を感じてしまう。

曲は残る

 さらにチャッピーに聞いてみた。第2楽章のメロディは今のドイツ国家になっているとのことだ。1806年に神聖ローマ帝国が解体、1871年にドイツ帝国が生まれる。国は仕切り直しとなったが、人々の文化は継承しハイドンのメロディが国家に。時代が激しく変遷しながらもハイドンのメロディが不変であるところが趣深い。

String Quartet in C Major, Op. 76 No. 3, Hob. III:77 "Emperor": II. Poco adagio, cantabile

ドイツ国歌 カラヤン指揮ベルリンフィル

チャッピーに聞いてみた

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