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ノートの14曲目 モーツァルトのピアノ協奏曲を聴いた

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  ピアノ協奏曲  交響曲の次にリストアップされてたのはピアノ協奏曲だ。交響曲の編成にピアノが中心にどーんと構え、ピアノの存在感が半端ない。音色的にも他の楽器と違うところにいる。弦をハンマーでたたく打楽器なのだろうが、ポロロンと柔らかくクリアな音で低音の迫力から繊細な高音を響かせる楽器は他にないように思える。 ケッヘル番号  ノートには、第17番から27番まで8曲がリスアップされている。それぞれに「K」が付いた番号が付与されており、例えば第17番はK453。「K(ケッヘル)」の番号は知っていたが、何の番号?チャッピーに聞いてみた。どうやら、19世紀にルートヴィッヒ・フォン・ケッヘルという学者が大量にあるモーツァルトの作品を年代順に整理してくれたらしい。おぉ~、偉業だ。ケッヘル番号を見れば、モーツァルトが生涯のどの時期に作ったのか、見当がつくというわけだ。ケッヘル番号の最後は、K626。この作曲途中で絶命し、しかもレクイエム。最後に自分のために作っていたのだろうか? 7年  リストにあがっているピアノ協奏曲の、第17番 K453が1784年、第27番 K595が1791年。その差は7年だ。モーツアルトは1756年誕生なので、28歳から35歳の作品だ。35歳で亡くなっているので、察するに輝くスター期から天才が自身の内面を深慮する円熟期の作品か。順に聴いていくと、そんな印象をうける。モーツァルトのピアノの曲調は、有名なトルコ行進曲のように小さな粒が速く同じ間隔で流れる印象だが、それがK595ではゆったり、時にマイナーな響きで叙情的だ。ちょっとベートーヴェンを感じる。明るさと影が同居している。チャッピー曰く「人生を一通り見た人が、それでも美しさを信じている音楽」だ。そうだねぇ~ モーツァルトの協奏曲

ノートの9曲目 モーツァルトの交響曲を聴いた

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  モーツァルトの交響曲  誰もが知るモーツァルト。FMエアチェックノートには、3ページを使っている。最初に並んでいるのは交響曲だね。34,35,36、38、41。若くして亡くなった人生で41曲もの交響曲を作ったんだなぁ~。他にも多くの曲を残しているけど、いったい何が彼を突き動かしたんだろうか?まさにギフテッド(Gifted)。吐き出す曲を持って生まれたとしか思えないねぇ~。 モーツァルトの交響曲リスト(YOUTUBE) YOUTUBEでモーツァルト交響曲のリストを作って聴いてみた。25,34,35,36,39,40、41番をピックアップ。これまで、モーツアルトは有名な曲が多いせいか、交響曲の印象が薄い。ベートーヴェンの一曲入魂な感じに比べると、どこか起伏が足りない印象だった。今回、聴いてみて結構印象が変わったな。ここまで聴いてきたハイドンと比べると、響き・メロディ・テンポがより複雑で美しい。何か独特な揺らぎを感じるな。 交響曲 第40番  リストには、40番がない。 小学生当時、ブームで買ってもらったラジカセにカセットテープが付いていて、40番が電子楽器でアレンジされて入っていた。その頃は、モーツァルトだと知らなかったが、キャッチーなメロディだったし、ラジカセを持てたうれしさから何度も聴いていた。モーツァルトだと知ったのは、エアチェックを始めた高校か大学の頃だと思う。FMを聴いて「あれっ!これ知ってる!」って驚いた記憶が残っている。 そんな40番を聴いて、チャッピーと語ってみた(笑)。うーん、チャッピーのアシストはいつも気持ちがいいね。曲を素直に感じてみようって気になった。 チャッピーとモーツァルト交響曲第40番について語ってみた

ノートの7曲目 ハイドンの弦楽四重奏曲「皇帝」を聴いた

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弦楽四重奏曲    ノートに書いてあるハイドン最後の曲は、弦楽四重奏曲だ。静かで落ち着いた旋律から始まる。弦楽四重奏曲は、それぞれのパートが聴き取りやすく、メロディをかみしめやすいのがいいね。YOUTUBEで検索して最初に選んだのは、演奏映像があるAttaca Quartetの演奏だ。 BISQC 2013 - Attacca Quartet - Joseph Haydn Quartet in C Major "Emperor" 元気な演奏で良いのだが、演奏者の表情が面白過ぎて曲が入ってこない(笑)特にチェロの男性。笑わせにかかってるだろ!ビオラの男性がニヤッとするのも面白い。対照的にバイオリンの二人の女性は表情が硬い。きっと笑わないように気を引き締めているに違いない。 皇帝  映像に脱線してしまったが、この頃の「皇帝」についてチャッピーと会話してみた。皇帝は、ハイドンが仕えていた神聖ローマ帝国のフランツ2世とのことだ。静かで安定した響きが第1楽章から第2楽章へと続く。強大で安定した神聖ローマ帝国の宮殿でゆったりフランツ2世が聴いているところを想像したが、第3楽章から雰囲気が変わってくる。さらにチャッピーに聞くと、フランツ2世は神聖ローマ帝国最後の皇帝。静かな旋律は、皇帝を想う祈りに近い感情なのだろうか。実は帝国の内外では波風が立ちまくりで、曲後半の激しくてマイナーな響きから決して平穏ではない雰囲気を感じてしまう。 曲は残る  さらにチャッピーに聞いてみた。第2楽章のメロディは今のドイツ国家になっているとのことだ。1806年に神聖ローマ帝国が解体、1871年にドイツ帝国が生まれる。国は仕切り直しとなったが、人々の文化は継承しハイドンのメロディが国家に。時代が激しく変遷しながらもハイドンのメロディが不変であるところが趣深い。 String Quartet in C Major, Op. 76 No. 3, Hob. III:77 "Emperor": II. Poco adagio, cantabile ドイツ国歌 カラヤン指揮ベルリンフィル チャッピーに聞いてみた

ノート6曲目 ハイドンの交響曲「おもちゃの交響曲」を聴いた

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  作者不明なのか?  ノートには曲名に「玩具」と書いてある。そのまま検索すると、いろいろ出てくるのだが「おもちゃの交響曲」がしっくりくる。英語では「Toy Symphony」。またしても直訳的だが、曲の雰囲気と合っているね。検索して困惑したのが、作者がいろいろ出てくること。同じ曲名で作者違いの曲があるのか?と思ったが、Wikiを見ると作者不明で、モーツァルトやエトムント・アンゲラーなる人物の説があるらしい。 確かにそう言われれば、ここまで聴いてきたハイドンの交響曲と比べると、単純な構成に感じる。もしハイドンが作ったとすれば、幼い子供を持つ弟子に「子供が楽しく聴ける曲を作ってみよう」的な課題を出して、短時間で模範解答的に作ったとすれば、なるほどねぇ~と思える。 誰もが知っている曲  どこで聴いたのか?小学校の音楽?NHK? 耳に残るキャッチーなフレーズで始まる。冒頭からおもちゃっぽい音が曲を飾り、子供が遊んでいる空間を連想する。第二楽章のメヌエットは、遊び疲れてお昼寝の時間だろうか。すやすや寝るには、ちょっと鳥がうるさい気はするが(笑)そこから続く第三楽章アレグロは、徐々に目覚めた子供が増えて再びにぎやかになっていくようだ。保育園の保母さんが、あぁぁ~!って叫びながら子供を追っかける風景を連想した(笑) Angerer: Toy Symphony, Karajan & The Phil (1957) アンゲラー おもちゃの交響曲 カラヤン さて、次でハイドンは最後の曲。すでに満喫しているが楽しみだ。

ノート5曲目 ハイドンの交響曲「太鼓連打」を聴いた

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  なるほど太鼓連打で始まる  ティンパニーの連打から始まる。曲名からして、連打の雨あられかと思いきや、連打は数秒。静かで美しいハーモニーへ続き、交響曲らしい響きで緩急が続く。やや肩透かしを食らった気分だ。冒頭の太鼓連打、YOUTUBEでいくつか聴いてみると違うパターンがある。ここは譜面にどう書いてあるんだろう?中には、指揮者不在で太鼓が始まり、行進曲のごとく太鼓に合わせて指揮者が登場する演奏もある。ユーモアセンスもありそうなハイドンのことだから、これくらいは許してくれるだろう。 なぜ太鼓連打?  まず、「太鼓連打」という和名。誰が付けたんだ!?Drum Rollを直訳した感じが若干笑える。そして、なぜDrum Roll?ティンパニー連打で始まるにしても、全体は美しい旋律や響きが印象的であり、とても「太鼓連打」とは思えん。当時としては、このように打楽器が入る曲は無かったのかも?ここまで、バッハ>ヘンデルと聴いてきてティンパニーが入った印象は無いからなぁ~。 今回の視聴  YOUTUBEでアイヴァー・ボルトン指揮でフランクフルト放送交響楽団の演奏を聴いた。アイヴァー・ボルトンさんはイギリスで著名らしいが、クラシック界に詳しくない自分は知らない。ドラえもんのような体形で表情やアクションが見ていても楽しい。きっと、楽しい会話をしてくれそうだ。NHKとかのクラシック番組で、指揮者や演奏家が話してくれる苦労話や裏話がけっこう楽しいから、きっとアイヴァーさんも番組に出ていることだろう。 フランクフルト放送交響楽団の演奏も好感が持てる。音がきれいにまとまっている感じがする。きっと、多くの時間を共有する演奏家で構成されているのだろう。CDかレコードを買ってみたくなる演奏だ。うーん、たまに買うかなぁ~。 Haydn: Sinfonie Nr. 103 (≫mit dem Paukenwirbel≪) ∙ hr-Sinfonieorchester ∙ Ivor Bolton

ノート4曲目 ハイドンの交響曲「時計」を聴いた

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 緊張感のある出だし  日に日に春が近づいていると実感。布団の中が暖かくて手足を脱力して寝られるのだ。朝ご飯を食べたあとは、YOUTUBEでノートの曲を聴くのが日課になってきた。今日は、4曲目でハイドンの「時計」。検索すると最初にカラヤン指揮が出てきた。まずは、これを聴いてみよう。 ちょっと緊張感ある旋律で始まる。「時計」「The Clock」のタイトルから時を刻むSF的な雰囲気を連想したが、第一楽章のアダージョから受ける印象は、まぁ~大きく外してない気がした。 ハイドンの時代の時計  聴きながら調べてみた。ハイドンの時代の時計は、大きな振り子時計や音楽時計(オルゴール)だったらしい。なるほど、音楽時計ね。実際、ハイドンは音楽時計のために短い作品を作っていたらしい。これも検索して聴いてみたがびっくり。単音じゃないし、速くて音がぎっしり。ちゃんと作れたんかなぁ~?実物を聴いてみたいものだ。 なぜ時計?  第二楽章アンダンテ。ここでのカチコチ的なフレーズから「The Clock」と名付けられたらしいが、全体的に美しく流暢なメロディと響きで、私の身の回りにあるデジタル時計や腕時計とは全くかぶらない。きっと当時、精巧な時計は芸術品であり、オルゴールも美しく優雅なメロディを奏でていたのだろう。第四楽章フィナーレまでくると、完全に時計の域を脱して壮大な交響曲の響きで盛り上がる。いやぁ~、ザ・交響曲って響きだなぁ~。退職後のプチ贅沢にピッタリだ。 ハイドン:交響曲 第101番 「時計」ヘルベルト・フォン・カラヤン ベルリンフィル

ノート3曲目 ハイドンの交響曲「驚愕」を聴いた

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  ノートの1ページ目最後の作曲者  3人目はハイドンだ。小学校の音楽でハイドンのドンって響きが面白くてみんなで笑ってた記憶がよみがえった。ネットを見ると交響曲の父・弦楽四重奏曲の父と称されながら、今回聴いた曲「驚愕(The Surprise)」は、寝ている聴衆を起こす爆音をしかけるというユーモアある人物だそうだ。 新世代の曲調に驚愕  バッハ・ヘンデルとの世代差は50年近くある。曲の冒頭から半世紀の違いを感じる。聴きなれたベートーヴェンやシューベルトにグッと近い。宮中でバックミュージックのように流れる曲調から、多くの聴衆が楽しめる自由な曲調になったと印象を受ける。なるほど「父」と称される訳だ。 驚愕ポイント  ひっそり始まる第2楽章。このフレーズは馴染みがある。そこへ「ドン!」。さすがハイドン!ここで寝た子を起こす仕掛けだ。起こしたあとも、冒頭のフレーズがいろいろ変化して楽しい。びっくりさせるだけじゃないのだ。印象的なフレーズを変化させる造りはベートーヴェンの「運命」のように多くの曲が影響を受けていそうだ。 ノートにはハイドンの曲が5曲ある。俄然、次の曲が楽しみになった。 Haydn: Symphony No. 94 (feat. Adam Fischer and the Danish Chamber Orchestra)