オーディオ世代
ラジカセが流行ってた
昭和40年代 小学生だった頃、ラジカセが流行っていた。短波が聴けたり集音マイクがついていたり、いろんな機種があった。僕が買ってもらったのは、スピーカーが2WAY(高音+中低音)で音質重視だった。と言っても、音にこだわっていたわけではなく、なじみの電気屋さんがNatinal(今のPanasonic)だったので、そこで買ってもらったのだ。
鉄道好きのクラスメイトは、線路の側の草陰に隠れて汽車の音を録っていた。「ただいま、〇時〇分□行きの列車〇〇が通過いたします」といったナレーションを入れていた。列車まで3メートルくらいの距離で録っていたので迫力満点だ。
システムコンポーネントが流行っていた
昭和50年代 中学にあがる頃、次はシステムコンポが流行った。当時は、レコードプレーヤー・ラジオチューナー・カセットデッキ・アンプ・スピーカー・ラックのセットがコンポーネントの内容だ。小6・中1の頃、漫画のがきデカがCMしてたやつ、あれが欲しかった。しかし、価格的にとても小中学生のお小遣いで買える代物ではない。
ところが、幸運が舞い降りた。中1の1学期期末テストで学年15番だった。その前の入学テストでは80番くらいだったので大躍進だ。これに歓喜した両親は、なじみの電気屋さんで一番高いやつを買ったのだ。こちらの意向を聞くまでもなく、ある日突然電気屋さんが持ってきた。スピーカーの箱があまりに大きく、買った当人の親父がびっくりしていた。Technicsのコンポだ。以降、僕のオーディオライフはTechnicsのコンポと共にある。
カセットデッキのノイズリダクション
ウォークマンやカセットテープの全盛期は、高校・大学時代だ。この頃は、どこで情報を仕入れたのか覚えていないが、いろんな種類のカセットテープがあった。メーカーはMaxellやTDK・Sony・AIWA。種類はノーマル・クロム・メタル。そしてカセットデッキにも、ダイナミックレンジとノイズを高次元でトレードオフするドルビータイプCやdbxのノイズリダクションが登場する。僕はdbx派だった。手元に残っているテープの大半はdbxで録音されているので、dbx搭載のカセットデッキじゃないと聴けたものではない。
最後に使ったカセットデッキは、AKAIのdbx搭載機種だった。大学時代に学生協で買ったのを覚えている。とても気に入っていたのだが、経年劣化で動かなくなり捨ててしまった。今思えば直せばよかったのに。じつは、後継機種を中古で手に入れてある。動くのだが、経年変化で回転が速くなっているので、いつか直そうと思っているのだが、なかなか手をつけれていない。
CD登場
CDが登場し、手に入れたのはちょっと遅かったと記憶している。確か社会人になってからだ。最初に買ったのはTechnicsのCDプレーヤーだ。Joshinに並んでいるプレーヤーを全部聴き比べて気に入ったのがTechnicsだった。スネアの音が抜群。最初に買ったコンポと同じメーカーだったのもなんだかうれしかった。
このプレーヤーが壊れてからは、オーディオと呼べるものから遠ざかっていた。音質より手軽さだったり、車で聴くのがほとんだだった。大きなスピーカーは置くところがないので実家に置きっぱなしだったし。
今のオーディオライフ
ここ5年くらいだろうか、TEACのフルレンジスピーカーを購入してから、やっぱりいい音が生活にあるのはいいなと思ってきた。今は20年くらい前のDENONのアンプと25年くらい前のDENONのCDプレーヤー、そして中1のレコードプレーヤーで楽しんでいる。
次の企みはSACDプレーヤーだ。昨年購入したSACD/CDハイブリッドの宇宙戦艦ヤマトのCD音が素晴らしい。これはSACDプレーヤーで聴くと感激するに違いない。今は物色しながら購入タイミングを見計らっている。これまた至福の時間だ。
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