宇宙戦艦ヤマト復活編を見た

 この歳になって尚ヤマトの音楽が大好きだ

 宇宙戦艦ヤマトをテレビで見たのは、小学校中学年だったろうか。中学・高校時代に次々と劇場版が制作され、当時買ったレコードは今も聴ける状態だ。初めて買ったレコードのタイトルが「交響組曲 宇宙戦艦ヤマト」。交響組曲。単なるテレビ挿入曲の寄せ集めでないところが、幼い心に響いたのだ。まったく、この歳になっても、こんなに好きでいるとは。

復活編、なかなかいいじゃないか!でも


 完結編からの復活編。映画館では見ておらず、多分ビデオレンタルで見たのだと思う。キャラクターの絵柄が変わったのと、新曲が無くクラシック曲を使っていて、がっかりしたのだけ覚えている。

その復活編がアマプラに登場したので見た。まず、グラフィックが全編にわたって素晴らしい。違和感があったキャラクターもこのグラフィックに合うタッチにするのに苦労したのだろう。

そしてクラシック曲。クラシックを聴く人は知っている有名な曲ばかりで、違和感に拍車をかける。西崎さんは、どんな思いでクラシック曲を導入したのだろうか?ネットのインタビュー記事によると、宮川泰さんの息子、宮川彬良さんに作曲の話があったが断ったらしい。世代交代の狭間になって、復活編は不幸だったと思う。

誰もが復活を考えたであろう

 ヤマトファンなら、復活方法をいろいろ考えたであろう。自分もオリジナルの物語を書いてみたいと思った。この復活編、復活の経緯についてはあまり語っておらず、いつもの真田さんマジックのように復活を遂げている。完結編の流れを汲み、アクエリアスからの水が宇宙で大きな氷河のように漂う景色が、地表から空に見える。ヤマトはそこで復活。納得いく演出だ。

そして、波動エンジンのアップデート。波動砲は6連装だ。コスモタイガーや僚艦・移民船団のデザインもかっこいい。森雪が乗った第一次移民船団の護衛艦ブルーノアもめちゃめちゃかっこいい。(森雪のサービスショットはちょっと残念なクオリティだが)

原案は石原慎太郎さん

 なんと、ストーリー原案は石原慎太郎である。銀河系外の銀河連邦で起こる抑圧。武力行使による抑圧。高次元・多次元宇宙からの侵略。スケールが大きい。表現したいこと全部は、宇宙戦艦ヤマトの映画の中には納まりきらなかっただろう。しかし、根底がしっかりしているから、足りないところが欲しくなるのである。

完結編と復活編をつなぐ小説が出ているらしい。読むのが楽しみだ。

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